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発達障害(精神病)改善プログラム③ サプリメント(ビタミン、ミネラル)

今回はサプリメントに関してです。

まず問題です。サプリメントとは何でしょうか?
アメリカでは、サプリメントは「食事の(dietary)」 「不足を補うもの(supplements)」の意味で、「dietary supplements(ダイエタリーサプリメント)」と呼ばれています。

つまり、 偏った食事の質的栄養失調を補うものなのです。

補うと言う事は、、、、

サプリはあくまで食事の補助と言うことです。

勘違いしてはいけないのは、サプリメントを飲めば全てが解決するわけではないということです。ビタミンやミネラルに関しては基本的に、食事から摂取するように心がけ無ければならないという原則というのを忘れないでください。これはプロテインにも当てはまります。ただし、理想的な食事をしろと言われても、精神疾患を持っている人にとっては無理難題すぎます。だからこそ、 ある程度元気になるまでは、食事に気をつけるよりも、プロテインやサプリメントを積極的に使用すべきだと考えています。

私はサプリメントでADHD症状や抑うつ症状が軽減し、今ではコンサータを飲む必要がないレベルまで回復しました。ぜひ騙されたと思って試してみて下さい。

目次

ビタミン、ミネラルとはなんですか?

ビタミンとはなんでしょうか?

ビタミン:微量で体内の代謝に重要な働きをする物質だが,体内で生合成できない化合物です。

しかし動物によっては同じ物質でもビタミンかどうかが変わります。

例えば私達がよく耳にするビタミンCですが、殆どの動物にとってはビタミンでは無いのです。

そう、自分で合成できるから。

ビタミンCを体内で作れない動物は、実はヒト、霊長類の一部(チンパンジー、ゴリラ、オランウータンなど)、モルモット、コウモリの一部のみです。進化のイタズラで、ヒトを含む一部の動物はブドウ糖からビタミンCを生成する過程に必要な酵素を作るように指令する遺伝子を欠損してしまいました。

このように、自分の身体では合成出来ないため、口から継続して摂取しなければ、身体に不調を来す物質がビタミンなのです。

ビタミンには水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けられます。

水に溶けやすいか、油に溶けやすいかの違いです。

水溶性ビタミン:B(様々な種類あり)とC

脂溶性ビタミン:A、D、E、K

があります。特にこの中で意識しなければならないのは、水溶性ビタミンです。

脂溶性ビタミンは身体(脂肪など)に貯蔵されるのに対し、水溶性ビタミンは貯蔵が出来ないため、頻繁に摂取を心がけなければなりません。

そしてこの水溶性ビタミンBとCは、身体の代謝にとっっっても深く関与しています。

このビタミンが不足していれば、身体はボロボロになり、慢性的な疲れに悩まされます。だからこそ、ビタミンを飲む際には、BとCを中心に摂取します。因みに、このBとCは栄養ドリンクによく添加されているので、全然怖い物質では無いです!食事の一部を濃縮したものだと思ってください。

余裕があれば脂溶性ビタミンも摂取した方が良いですが、長くるので具体的な話はまた今度行います。

それではミネラルとは何でしょうか?

ミネラルとは、体を構成する「酸素、炭素、水素、窒素」の主要4元素以外のものの総称です。また、体の機能の維持・調節に必要な「五大栄養素」の一つでもあります。ミネラルは「無機質」とも呼ばれます。

ミネラルは私達の身体の5%ほどを占めており、身体には必須の栄養素であり、ビタミンなど他の栄養素と協力して働き生命活動を支えている物質です。

ミネラルには、一日の推奨量や目安量が約100mg以上のミネラルを「多量ミネラル」、100mg未満のものを「微量ミネラル」と分類しています。

  • 多量ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン)
  • 微量ミネラル(亜鉛、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなど)

この中で特に意識して摂取しなければならないのが鉄です。

鉄が不足すると、鉄欠乏性貧血になってしまい、血液中の赤血球が少なくなってしまいます。

その結果、呼吸をしても酸素を運ぶ赤血球が不足しており、身体の隅まで酸素が行き渡らない状態になるのです。

その他にも鉄はエネルギー産生、コラーゲンの生成、免疫機能の維持、タンパク質の代謝など、身体の様々な機能に関与していることが分かっています。

ですので、貧血は第一に改善しなくてはなりません。

その他にもマグネシウム、亜鉛、セレンなど様々な重要な働きに関係しているミネラルもありますが、長くなるのでここでは省略します。

おすすめ書籍

このようなブログにたどり着く人は既にご存知の方が多いと思いますが、広島県で精神科医をされている藤川博美先生の本が非常に参考になると思います。

ぶっちゃけて言うと、 ビタミンミネラルについて知りたければ、私の記事を待つよりも、この本を読んだ方がとてもためになると思います!!

ビタミンとミネラルに関して とてもわかりやすく書いていますので、ぜひ参考にされてください。 お値段以上の価値は絶対にあると保証いたしますので、ぜひ買ってください。

ただし、ビタミン、ミネラルに関して、私の考えと少し違うところもありますので、違う部分に関しては、また後日別の記事で解説をさせていただきます。

最初に使用すべきサプリメント

①高タンパク/低糖質食+プロテイン

タンパク質は身体の体重×1g以上を必ず摂ることを心がけること。精製された炭水化物は極力避けること。

マルチミネラル+鉄を摂る、ビタミンB群、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンEを摂る

メガマルチミネラル

藤川先生のおすすめしているサプリとは違いますが、私はミネラル補給にこちらの商品をおすすめします。

なぜかというと、ミネラルは1つだけ服用しても、効果が低いと考えているからです。

1つの例ですが、鉄分を大量投与した際に、血中の銅が枯渇するというのをご存知でしょうか。

古い論文にはなりますが、血中に一定以上の銅を含まなければ継続的な造血作用が起こらない事が示唆されています。鉄欠乏性貧血であれば、鉄とタンパク質を取れば赤血球数が上がる!というのも、あながち嘘では無いと思いますが、1つのミネラルを大量投与するよりも、まずは幅広くミネラルを摂取し、必要であれば追加のサプリメントを入れるべきだと思っています。だからこそ、このサプリは必須です。もちろん銅やマグネシウム、セレンなども含まれてますよ。

Solaray, メガマルチミネラル(※Amazonで販売していませんでした)

こちらを1日4錠飲んでください。

IHerb https://iherb.co/q2Tysofp

先程紹介したメガマルチミネラルには、鉄が18mg/day含まれていますが、

女性の方や、以下の貧血チェックに当てはまる人は、鉄を追加するのも効果的です。

眼瞼結膜で貧血チェック!

舌でわかる血流チェック!

病院で血液検査を行えれば一番確実なのですが、理解ある医師を見つけて、定期的に検査するのは中々難しいでしょう。

私の感覚ですが、ほとんどの女性は口唇、舌、ほっぺたの粘膜の色が白っぽい人が多く、貧血だと思います。

生理はもちろんですが、ダイエットも原因になっているのでは無いでしょうか。ダイエットをしている人は今すぐ辞めてください。精製された糖質を可能な限り除去し、サプリを飲むだけで勝手に痩せます。必要な栄養素まで削って自分にダメージを与えないようにしてください。

藤川先生は一日100mgの鉄分の摂取を推奨されていますが、私としては短期的には問題はありませんが、長期的に継続するべきでは無いと考えています。

ある医療機関では、鉄サプリを飲んでから不調になり、医療機関を受診した結果フェリチンが異常高値になっているのに、貧血のデータが改善していない方が来院されたりするようです。

やはりサプリメントというのは補助という事は忘れてはいけませんね。

鉄の推奨栄養所要量(Recommended Dietary Allowance:RDA)では鉄分の1日必要摂取量は男性8mg、女性18mgとなっています。藤川先生の推奨値は5〜10倍のオーバードーズになるかもしれません。

鉄分を維持するだけなら、最初に紹介したマルチミネラルで18mg摂れるので、食事に気をつけていればこれだけで十分では無いでしょうか。

しかし藤川先生も根拠を持って100mgと言われていると思いますので、どっちを信じてもらっても構わないと思います。

私としては、重度の貧血の方は短期間に限り鉄分を100mg飲んでも良いと思いますが、3〜4ヶ月以内には、一旦減量をするべきだと考えています。

赤血球の寿命は約120日とされているので、最初の数ヶ月だけマルチミネラルの鉄18mgとは別に下の36mgを1〜2錠程度追加して、十分な赤血球が作られれば、あとは容量を減らして維持するだけで十分です。

重度の貧血の“治療”であれば100mgを上限に短期間で、“維持”であれば18mg+健康的な食事で十分というのが私の考えです。

先程のスクリーニングで貧血が疑われる方は、こちらを追加してみてみてください。

IHerb https://iherb.co/2E33MQUn

ビタミンC

ビタミンCは合成でも天然由来でもどちらでも構いません。

ただ1つ重要なのは、カプセルであることです!錠剤はNGです。

これを守れていれば、そんなに差はありません。

始め方としては、1g×3回で開始してみて、お腹が緩くならなければ、1gずつ増量してみてください。

お腹が緩くなったと感じたら、そこから1gほど減量して、維持してください。

下は私がよく飲んでるのは下2つです。カプセルであれば何でも構いません。

IHerb https://iherb.co/HnTLSfRa

IHerb https://iherb.co/AnjsEY3t

ビタミンB50

ビタミンBにも様々な種類がありますが、それを1つにまとめました!

という商品です。

1日1〜2錠×3回で飲み続けてください。特に副作用はありません。

IHerb https://iherb.co/bXSgpkgQ

ビタミンB3(ナイアシン)

このビタミンはとても重要です。もちろんカプセルを使用してください!

ただし、ナイアシンフラッシュが出る可能性があるので、始めは少量からスタートしましょう。

容量としては、基本は2000mg~4500mg(1錠500mgとして4錠〜9錠)ですが、

1錠から始めて、フラッシュが起きなければ徐々に6錠ぐらいまで増やしていきましょう。

下の手は私のナイアシンフラッシュの様子です。手だけではなく、全身に出ます。

強いフラッシュが出ると、職場の方に心配されるので、夜から始めて見ることをおすすめします。

もしこの様な強いフラッシュが出た方はおめでとうございます!

除去食で体調が好転する可能性が高いです!コチラに関してはまた別の記事で触れますね。

IHerb https://iherb.co/AvvyASnB

ビタミンE

こちらは一日1錠から5錠までの間で服用してください。

1錠で継続しても問題ありません。

詳しい説明はまた後日行います。

IHerb https://iherb.co/LuKKbz2v

まとめ

今日紹介したサプリは私と妻が服用している基本的なサプリです。ぜひ使ってみてください。

なにか疑問があればコメントしていただければと思います。

次からは今回紹介したビタミンやミネラルについて詳しく記事にしていきます。

お楽しみに!

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